人生いろいろ、油もいろいろ。知っておきたい脂質のはなし

こんにちは!

今回載せている写真は、今年の思い出の1枚です。

辛い食べ物を求めて、行ってきました。おいしかったなあ…。

今年もあと2か月余りと、年末が近づいてきました。

一年を振り返ったり、これからのことを考えたり、何かと思いを巡らせることも増える時期ですね(私だけ?)。

さて今回は、毎日の食事に欠かせない「油」について考えてみたいと思います。

人生いろいろ、油もいろいろ。

油にも、さまざまな種類や働きがあるんです。

そもそも、油ってからだの中で何をしているの?

油の主な成分である脂質は、たんぱく質、炭水化物と並ぶ三大栄養素のひとつです。

脂質には、からだを動かすためのエネルギー源になるほか、細胞膜やホルモンなどの材料になる働きがあります。

また、ビタミンA・D・E・Kといった脂溶性ビタミンの吸収を助ける役割もあります。

見える油、見えない油

みなさんは、普段の食事でどのくらい油を摂っているか、考えたことはありますか?

調理に使うサラダ油やオリーブオイル、マヨネーズ、バターなどは、目で見て油だとわかりやすい食品です。

一方で、ウインナーやベーコン、牛肉の脂身、お菓子などにも脂質は含まれています。
こうした食品に含まれる脂質は、調理油のように目に見えにくいため、知らないうちに摂取していることもあります。

ここで、もうひとつ知っておきたいのが「脂肪酸」の種類です。

脂質を構成する脂肪酸には、飽和脂肪酸や不飽和脂肪酸などがあります。

飽和脂肪酸は、バターや脂身の多い肉などに多く含まれます。

一方、不飽和脂肪酸は、魚や植物油、ナッツ類などに多く含まれています。これらの中には必須脂肪酸と呼ばれるものもあり、大切な栄養素の一つです。

もちろん、飽和脂肪酸もからだに必要な成分です。ただし、摂りすぎには注意し、脂質の種類が偏らないようにすることが大切です。

油はビタミンの吸収もお手伝い!

ビタミンには、水に溶けやすい「水溶性ビタミン」と、油に溶けやすい「脂溶性ビタミン」があります。

脂溶性ビタミンには、ビタミンA・D・E・Kがあり、食事に含まれる脂質と一緒に摂ることで吸収されやすくなります。

例えば、緑黄色野菜を食べるときに、油を使ったドレッシングをかけたり、油で炒めたりするのもひとつの工夫です。

野菜を食べることはもちろん大切ですが、含まれる栄養素を効率よく利用するという視点も持っておきたいですね。

油はエネルギー源になるだけでなく、ほかの栄養素がからだに取り込まれるのを助ける役割も担っているのです。

おまけ:最近よく聞くMCTオイルって?

最後に、少しだけ最近話題になることもあるMCTオイルについてご紹介します。

MCTは「中鎖脂肪酸」のことで、一般的な食用油に多く含まれる長鎖脂肪酸と比べて、吸収されやすく、速やかにエネルギーとして利用されやすい特徴があります。

そのため、食事量が少ない方のエネルギー補給など、栄養管理の場面で活用されることがあります。

ただし、MCTオイルも脂質なので、エネルギーは1gあたり約9kcalあります。

また、一度に多く摂ると、おなかがゆるくなるなどの症状が出ることもあるため、使う場合は少量から試すことをお勧めします。

便利な特徴を持つMCTオイルですが、摂れば健康になれる、あるいは痩せられるという魔法の油ではありません。目的やからだの状態に合わせて活用したいですね。

今回は、油の働きや種類、ビタミンの吸収との関係、MCTオイルについてご紹介しました。

油は、私たちのからだにとって大切な栄養素です。

だからこそ、ただ減らすことだけを考えるのではなく、どんな食品から、どのような脂質を摂っているのかを知ることが大切です。

調理に使う油だけでなく、食品に含まれる見えない油にも目を向けながら、魚や植物油、ナッツ類なども上手に取り入れていきましょう。

人生いろいろ、油もいろいろ。

毎日の食事を少し見直すきっかけになればうれしいです!