寛延2(1749)年3月に、三野原文菴(ぶんあん)が現在の福岡県糟屋郡篠栗町に小さな医院を開業して270年余り。その後文菴から数え9代目となる三野原敏治は、時代が求める新たな精神科医療を実践する熱い想いで、昭和37(1962)年3月20日、ここ福岡市早良区野芥に医療法人泯江堂(みんこうどう)油山病院を開設いたしました。
以来59年、当法人は精神科の治療、リハビリテーション、在宅医療を通じて、常に患者さんの最新のニーズにお応えする努力を続けてまいりました。平成30(2018)年には精神科救急病棟(55床)の運営を開始し、現在は福岡市西南部の地域の方々の精神保健の向上のために24時間365日体制で患者さんを受け入れています。また、法人内の「病院」「介護老人保健施設」「訪問看護事業所」「居宅看護支援事業所」が一体となり、地域の行政機関や医療機関などと連携しながら、入院・入所から退院・退所後の日常生活に至るまで切れ目のない医療体制を有しております。
このたび法人設立59年を迎えた医療法人泯江堂は、これからも職員一丸となって地域住民の皆様により一層安心で安全な医療をお届けしてまいりたいと決意を新たにいたしております。何卒、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。