12月13日、福岡市認知症疾患医療センター(福岡大学病院)主催・福岡市認知症疾患医療センター(九州大学病院)共催による第17回福岡市認知症疾患医療センター研修会が中央区渡辺通りの電気ビル共創館みらいホールで開催されました。
主催者側の発表では、当日の参加者は約300名に及んだようです。
まず、特別講演として九州大学大学院医学研究院 精神病態医学をご専門とされている小原知之先生から「認知症のBPSDをどう捉えるか?」というテーマで貴重なお話をいただき、当院から参加した約30名の医療スタッフは熱心に拝聴し多くのことを学ぶことができました。
その後の「意見交換」の場面では、当法人理事長の三野原院長も登壇し、市内西区・南区・城南区の他院の認知症サポート医の先生方とご一緒にご質問にお応えしました。
質問の中には「認知症の方が妄想のために引き起こす言動や、警察に連絡するような行為に対しての対応」などがありましたが、精神科病院の立場を踏まえてご回答申し上げたようです。
また、会場にいらっしゃる介護施設のスタッフの方に向けて、認知症患者さんのご紹介の折には、診察時にご家族だけでなく施設の方の同席も可能であることをお伝えしました。
私たちは今後もこのような認知症における地域の医療・介護機関の研修会に積極的に参加し、研鑽を深め日々の業務に役立ててまいりたいと思います。