一昨年より続く新型コロナウイルス感染症拡大との闘いは未だに収束にはいたらず、変異し続けるウイルスに翻弄される日々です。しかし、「withコロナ」という状況の中で私たちは新しい技術を開発したり新たなライフスタイルを見い出したりすることも出来るようになってきました。
さて、当法人の昨年を振り返りますと、油山病院の精神科救急・急性期治療においては精神科リハビリテーションをより一層丁寧に導入し皆様のご回復を推し進めることができました。また、からざステーションにおきましては回想法とACP(アドバンス・ケア・プランニング、人生会議)を柱とする看取りケアの取り組み準備を進めております。その他の事業所もコロナ禍で可能な最大限の工夫を積み重ねているところです。
おかげさまで、本年3月、医療法人泯江堂は設立60年を迎えることになります。コロナ状況下にあっても、それぞれの事業所が地域医療の一翼としてその役割を充分果たせるように今後もより一層努力してまいります。
皆様にとりまして本年も健康で良き年となりますように心よりお祈り申し上げます。