4月9日、当法人内の各部署が現在取り組んでいる研究などを全職員の前で年一回発表する「医療法人泯江堂 学会発表会」が開催されました。

今回は油山病院看護部から「コミュニケーションエラーはなぜ起きるのか~急性期病棟による安全管理~」「精神科(に勤務する)職員の認知症患者に抱く感情~ユマニチュードを通し認知症患者に対する精神科(に勤務する)職員の感情の変化を知る~」「BCVを活用した予防への取り組み」「働きやすい職場を目指して~アンガーマネジメントを導入して~」の発表が行われ、いずれも精神科病院に従事する看護職員として患者さんに対しても自身に対してもどうあるべきかを問う内容が目立っていたように思います。

また、からざステーションからは「シーティング技術を用いての食事動作への介入~在宅生活での介護負担の軽減を目指して~」「心に届いた手紙~コミュニケーションを通して取り戻した自分らしさ~」「1人で歩けることの楽しさ~その笑顔すてきだね~」が発表され、ご利用者の心身の負担を軽減し楽しく生活していただくことへの様々な工夫に取り組んでいることが法人内にも周知されたように思います。

その他、油山病院リハビリテーション部の心理士からもリワークプログラムに関する研究発表がありました。

なお、これらの発表については理事長をはじめとする部長職者や学会参加の職員の評価をふまえて、本年度専門職種の学会に病院・老健施設を代表するテーマが選出されます。

今後も私たちは日常業務の些細な事項にも気を配り、患者さんやご利用者の方々の療養生活に役立つような取り組みを続けてまいります。

泯江堂 学会(研究)発表会の様子